
GANYMEDE株式会社が運営する「ZETA DIVISION」(以下、ZETA)にて、コンシューマ事業部 マーチャンダイズ(以下、MD)室に所属し、生産管理を務める長島 啓介さん(28歳)とデザイナーを務める松川 竜之介(30歳)にインタビュー。
「ZETA」が世に送り出す、あらゆるグッズやアパレルの制作を担うMD室。そこで働く2人のバックグラウンドや、ファンの手元に届けるまでの工程、そして業界をリードするGANYMEDEだからこそのこだわりやプレッシャーなどについて聞いていきます。
執筆:綾本 ゆかり/撮影:Shunsuke Ishigaki
――まず最初に、お二人の所属や役割について教えてください。
**長島:**僕はMD室で、グッズやアパレルの生産管理を中心に、商品の企画、ECサイトの運用、販売業務などをしています。生産管理としては、原価や納期の管理、工場とのやり取り、サンプルのチェックや最終的な品質確認などの業務があります。
MD室には6人が所属していて、生産管理は4人で担当しています。アパレル会社であれば専任の人がいる役割も、僕たちは兼任しながら、「ZETA」が関わるグッズやアパレルに関することは何でもやっています。
**松川:**僕はMD室でデザイナーとして、グッズやアパレルの企画やデザインをしています。競技部門のユニフォーム、所属クリエイターのグッズ、「ZETA」が主催するイベントのグッズなど、デザインするものは多岐にわたります。 デザインに関しては、僕と上長の工藤さんの2名で稼働しています。

写真左: 長島 啓介さん 写真右: 松川 竜之介さん
――入社する前のキャリアや入社のきっかけについて教えていただけますか?
**長島:**僕はもともと『レインボーシックス シージ』が好きで、競技シーンの観戦がすごく好きなんです。大学生のころにはeスポーツ系の企業でアルバイトをしたり、卒業旅行でカナダに世界大会を見に行ったりするくらい熱狂していました。
ただ、当時の2020年ごろは、まだeスポーツチームに新卒で入社するというのは、そもそも求人もほぼなく、なかなか難しい選択肢だったんですね。なので、ひとまずeスポーツとは全然違う業種の一般企業に入りました。なるべく名が通った企業で、英語を使う職種でキャリアを積んでおいたら、何年後かにはeスポーツ業界に行けるかなと考えて。
そうしたなか、働き始めて3ヶ月くらい経ったころ、Twitter(現X)でリブランディング前の「JUPITER」の求人を見かけたんです。思い切ってそれに応募したところ、運良く受かったので、前の会社を退職してGANYMEDEに入社しました。
**松川:**僕の前職は裏原系のファッションブランドで、アパレルの経験を積んでいました。それ以外にも、これまでグラフィックデザイナーをしたり、喫茶店を経営したり、 あとは“打倒ZETA”を掲げるeスポーツチームを経営したりと、いろいろなことをしていました。